生草を自由に摂取させる飼育法をいう。
十分運動でき、新鮮な外気と日光に接しうるので家畜の健康にもよい。
とくに子畜の育成には不可欠である。
また直接生草が利用されるので養分の損失がなく、多頭飼育の場合は労力の省力化ができるので有利な飼育法である。
放牧の対象となるのは主として肉牛、乳牛、ウマ、ヒツジ、ヤギなどの草食家畜である。
放牧シーズンは草生期間である春から秋にかけてが適期で、普通はこの期間のみの季節放牧が行われる。
放牧方式は多様で、放牧地を大きい一牧区のまま放牧シーズン中継続利用する連続放牧、放牧地をいくつかの小牧区に分けて順次変えて利用することによって草地を一定期間休息させて草生回復を図る輪換放牧があり、後者は牧野を荒廃させない合理的な方法である。